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■ 10月一考察
・向かい風を受けながら……
私は、物書きのはしくれとして、生きてきました。

■ 質疑応答(20131007-1)
<質問>放射能が東日本では出ていますが。

■ 編集後記

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□ 10月一考察 □
向かい風を受けながら……
船 瀬 俊 介

私は、物書きのはしくれとして、生きてきました。
ジャーナリズムは、大勢に流されてはだめです。長い物にまかれてはだめです。
雨が降っても、寄らば大樹の陰を求めてもだめです。
大船に乗れば安心かといえば、そうでもない。大船も泥船のごとく沈むことがあります。
今が、まさにそういう時代でしょう。
 
ひとは安心を求める生き物です。家族がいればなおさらです。
定期収入、それも多いほどありがたい。安心こそは心身を安んじてくれます。
逆に、不安は、気分が悪くなります。頭が痛くなる。胸がむかむかしてくる。
これはイカン……。で、やはり、ひとは安心できるものを求めるのです。

安心して生きる。それは"常識"に生きることです。他のひとが生きている生き方に
ならっておれば、ひとまず安心です。人間は社会的動物
といわれます。それは、群れていることに安心感を覚えるからです。
その意味で羊など草食動物の群れに似ています。

「聖書」では人間を迷える子羊にたとえています。Sheep(羊)という単語は、単数でもあり
複数でもあることを知っていましたか?
羊の群れを統率するのが牧羊犬"シェパード"です。当然、その犬を使う飼い主がいるはずです。
キリスト教の教えでは、それは万物の造物主"ゴッド"であるはずでしたが、どうも現実は
違っているようです。

アメリカの名優ロバート・デニーロ監督の映画に『グッド・シェパード』という傑作が
あります。それはCIA(米中央情報局)の内実を暴露する映画なのです。
つまり、無辜(むこ)なる大衆(1)を管理するのはCIAである……と言う勇気ある告発映画です。
では、その牧羊犬の飼い主はだれか?
それは超巨大資本です。早く言えばロスチャイルドやロックフェラー財閥にすぐ行き着きます。

(1) 無辜(むこ)なる大衆とは/
そもそも「悪意が無い」
「罪を問われる事自体が当てはまらない」大衆。


こういうと、「アラ、トンデモ陰謀論ね……」とアレルギーを起こす人もいます。
長い物にまかれて安穏としている人にとって、真実を知ることは、不安をもたらすからです。
だから、反発し、否定する。心理学でいえば「防衛機制」というメカニズムです。
一種の自己防衛本能です。

だから、真実を語ることは、一般大衆を敵に回すことにもなりかねない。一般大衆のためを思い、
訴えているのに、その一般大衆から反発され、白い眼で見られ、ときには石を投げ付けられかねない。 

なぜ、こんなことを思ったかといえば故・水野広徳の記事を読んだからです。

「ペンで反戦を訴えた軍人」(保坂正康著 『東京新聞』9/29)
水野は海軍大佐まで昇りつめた軍人であったが、第一次大戦で欧米の国々を歴訪し、非戦闘員
たちの膨大な死体の山に衝撃を受け、反戦思想を抱くようになる。

大正10年には「軍人心理」という原稿を東京日々新聞に寄稿し、日本陸海軍の硬直した組織を
痛烈に批判した。30日間、謹慎の処罰を機に軍服を脱ぎ捨て、評論活動に入った。まさに、
剣をペンに持ち替えたのだ。そして、軍国主義、帝国主義、侵略戦争に真っ向から反対の論陣
を張った。そして「軍閥、日本を亡ぼす」と時の軍部を徹底的に批判した。
彼の警鐘は、まさに正鵠(せいこく)(2)を射ていた。
しかし、唯一の論文発表の場だった雑誌『改造』は発売禁止となった。

(2) 正鵠(せいこく)を射てとは/
物事の急所・核心をつく


しかし、水野はひるまず、時の海軍大臣に公開質問状を送付している。
それは「世界にわが国の平和国策を信用せしめるものは、海軍大臣の他にない」と、開戦を思い
止どまらせるための必死の要求だった。
しかし、書面は黙殺され、日本は破滅の太平洋戦争に突入していった。
そして……その結末は、言うまでも無い。

水野は戦時下で、いっさいの発表の場を剥奪された。そして、1945年、敗戦。自らの予言通りの
焦土と化した荒廃の日本で病死している。
70歳の生涯だった。

戦中、多くの言論人や記者たちが軍部に追随し、戦争賛美の文章を書き散らしていたとき、水野
広徳の生き様は、見事というしかない。
水野を白眼視し、敵視し、攻撃した人々は、無残な焦土に佇んで何を思ったであろう。

ときは移りて、今もまた、ひとびとは時の権力の垂れ流す情報に酔いしれ、踊らされている。
テレビも新聞も雑誌も、マスコミは権力に追従し、媚びを売る太鼓持ちと化している。
アベノミクスで景気はよくなる。TPPで経済は上向く。東京オリンピック招致万歳!夢のリニア
が未来を結ぶ!
羊という家畜を一方向に追い立てるのは実にかんたんである。一方向の情報を垂れ流すだけですむ。
かつての軍部は、戦争という方向に、ひとびとを追い立てた。その先に地獄が待っているとも
しらず羊たちは喜々として従い、破滅に向かい、呻き声をあげて次々に息絶えていった。

同じ光景が繰り返されることを、私は憂える。恐れる。いや、すでに地獄は身のまわりのあちら
こちらに出現している。たとえば、ほんの一例を上げれば、ガン治療という名目で入院患者のうち
毎年28万人が病室で惨死している。まさに白亜の病棟で粛々と今日も静かな殺戮
(さつりく)の儀式が執り行なわれている。しかし、ひとびとの眼には、その悪魔性は一切見えない。
かつての聖戦という名で執り行なわれた殺戮の数々となんら変わらない光景である。

それでもなお、白眼視されても、石もて追われても、ひとびとを救うために真実を訴え続ける。
その生き方の、とうとさを水野広徳は教えてくれるのです。
それは、向かい風を顔に受けながら、ひるまず前に進む、じつにさわやかな悔いの無い生き方に
思えるのです。

 (了)


□ 質疑応答(20131007-1) □
■質問:
放射能が東日本では出ていますが、それは、気にすべきですか?
ちなみに、家では西日本から取り寄せています。


■回答:
放射能汚染による被ばくで、無視されているのが低線量被爆ばくです。
罹病率、寿命、発ガン率など、明らかに大きな悪化がみられます。
チェルノブイリでの研究報告ですが、日本ではメディアも黙殺しています。
それは、ペトカワ理論と呼ばれています。

詳細は拙著『原発マフィア』(花伝社)を参照してください。
ちなみに『放射能生活の注意事項』(三五館)、
『放射能汚染だまされてはいけない!?』(徳間書店)で、具体的な放射能汚染を減らすノウハウを、
詳しく述べています。



・・ 編集後記 ・・

発行責任者の白鳥です。
船瀬氏のご協力をいただき、ホットジャーナル創刊号を発行することが出来ました。

今回、質疑応答に放射能に関しての問題を載せましたが、船瀬氏の要望により、これからはさらに
具体的な放射能情報に誌面をさく事になりました。

世間では、福島を忘れ、やれオリンピック、それハロウィンだと浮かれています。そんな日本人の
目を覚まさせるためにも、皆さんの力が必要です。手に手をとり声を合わせ一人でも多くの方々に
真実を伝えて行こうではありませんか。

それでは、○月○日(月)に、また会いましょう!


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最後までお読みくださいましてありがとうございました。
ジャーナリスト 船瀬俊介 拝


発行:5963College
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5963College(ご苦労さん大学)
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発行責任者 白鳥一彦
運営事業者 効目組
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